バンザイできますか?

2022年02月07日 21:23

「更年期だから暑いのよー」と半ばネタで話してくれるメンバー様も、今日の朝は本当に寒かったようです。凍えるような朝からレッスンに参加くださいました皆さま、ありがとうございました!

前回からの「無理やりしていませんかシリーズ」
https://g22m5pilabody.crayonsite.net/blog/53671/

今回は「バンザイはできますか?」というテーマで無理やりすることによる弊害を解説したいと思います。

「バンザイ」(両手を挙げる)はできますか?
「それぐらい出来るでしょう〜」とおっしゃっる方は多いでしょうが、正しくできていますか?

腕を身体の横から縦に、前ならえを通り越して挙げていきます(伸展)
耳の高さまで(180°まで)挙がりますか?

正確に動かすと、耳のラインまで上がる人はなかなかいらっしゃいません。

筋肉の強さや弱さ、身体の硬さなどから制限ができてしまい、身体のコントロールが上手くいかず、正しい動作ができずに代償動作という動きをしています。

肩関節だけの動きではなく、首を縮めたり、背骨の胸の部分(胸椎)を反らせて肩関節の動かない部分を補っているのです。
これが「できている風」の動きです。

例えば…
ヨガなら「ダウンドッグ」、ピラティスならば「アームサークル」といったエクササイズの時。見た目だけにとらわれて無理に動いていませんか?


「ダウンドッグ」
ポーズの間の休憩によくする動きですね。首が腕より下に行っている方がなんとなく見た目がいいですが、無理をすると胸椎を反らせすぎて腰痛の原因になったり、脇の下の靭帯を伸ばしすぎて肩を痛めたりするので注意が必要です。

実は無理しているという方は、
手の平の下にブロックを置くか膝を曲げましょう!

「アームサークル」
ウォームアップでよくするエクササイズです。
仰向けになったまま、バンザイの位置に腕を挙げていきますが、天井の位置に腕がきた時に、腰が反ったり胸がマットから浮いていませんか?

このエクササイズは、肩甲骨の安定のためのトレーニングです。本来胸椎は反り(伸展)ますが、胸椎もコントロールしてマットの方へ下げておきます。

代償動作で動いてしまうと、本来動かしたい場所の効果や可動域が広がらないばかりでなく、代償して動いている所を痛めてしまいます。

お手本通りに実施して、見た目ができていそうだと、なかなか自分では気付きづらいところですね。

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