転倒しないで!

2022年11月02日 15:04
カテゴリ: 雑感

韓国の痛ましい雑踏事故をふまえ、雑踏時の安全体制確保の重要性を再認識した人は少なくないはずです。

日本では明石の歩道橋事故で雑踏警備が強化されましたが、私もこれまでに何度も恐怖を味わったことがあります。

ライブハウスやラッシュ時の通勤電車でも揉みくちゃにされ、息苦しくなることがありましたが、1番怖かったのは神戸のルミナリエ。(とっても綺麗ですよ)
点灯の瞬間を見ようとすると、元町駅から東遊園地までずっと群衆の中を並ぶことになります。
当時ピッタリしたロングブーツが流行っていて、私も含め多くの若い女性はロングブーツで歩いていました。点灯が近づくにつれ益々人混みは増え、点灯しないと進まないので押し合ってきます。イライラした雰囲気になってもきます。

そんな中、私の少し前方にいた女性のブーツのヒールが金網に挟まり転倒。
悲鳴が…。当然女性は挟まっているので立ち上がることができません。ピタッとしたブーツだったので、脱ぐこともできず地面に横たわっています。そのスペースにも群衆が押し寄せていきます。道路と路面店の間に通路があったことで、将棋倒しは免れましたが、大惨事になる所でした。

遠くで救急車の音が聞こえてからも、人混みですぐには救助にこれなくサイレンだけがずっと鳴っていました。
救助に来てからは、まずブーツのヒール部分をチェーンソーのようなものでカット。それから運ばれていくのを見届けるぐらい並んでいました。

その後、明石の歩道橋事故をうけ警備やルートなど改善されています。渋谷のDJポリスのような「しゃべりのガードマン」が誘導しているそうです。

群衆に巻き込まれた時、圧迫死を免れるにはどうしたら良いか?
圧死の大きな要因は「転倒」することだそうです。混雑時は足元が不安定な靴は避けた方が賢明ですね。

これからの季節、観光地の人混みや年末年始に向かって人が動くイベントが沢山ありますので、みなさんお気をつけ下さい。

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