関節の痛みの中で特に女性に多いのが、変形性膝関節症や変形性股関節症。
関節の中でも、股関節と膝関節は“体重を支えながら動く”という人間の基本的な動作に、重要な役割を果たしているので、そこが痛いと大きな問題になってきます。
しかしながら「関節は消耗品」と言われています。
例えば、プラモデルなどは、肩パーツなどブロックごとに互換性のあるものに変えられますが、人間の関節は消耗品なのに交換ができません。
人工股関節でQOLを取り戻し、リハビリして元気に運動しておられる方も沢山おられますが…
簡単に「はい、交換」という風にはいきません。
手術をして完璧に元通りの動きができるようになるのかというとそうではありません。
ですから、自分の関節をいかに長く維持することができるかが大切になってきます。
痛みが出てきたら、どうすればいいの…?
筋肉と骨は年齢を重ねても、鍛えれば強くなりますので、筋肉”という天然のコルセットで膝関節の周りの筋肉を強化して膝の骨や軟骨のすり減りを軽減させることができます。
また、負担を減らす動き方を学んで、痛い方の箇所ばかりに負荷がかかっていたのをバランス良く使うことで、痛みを軽減することができます。
痛みが出る前から、ある程度の年齢になったら、しっかり鍛えておくことが大切です。